4/3〜青山で中村至男のどっとこ祭り!

NHKみんなのうた「テトペッテンソン」のアニメーションや、明和電機の広告や佐藤雅彦との勝手に広告等の仕事で知られる、グラフィックデザイナーの中村至男。近年ではゲームやアプリ、おもちゃなどのデザイン、井上庸子、山下とも子と3名でzineのトリオ「上中下」名義での活動など、視覚のトリックを利用したユーモアあふれるグラフィックデザインで私たちを楽しませてくれている。
今回中村が挑戦したのは、子ども向けの絵本である。どんな絵本になっているかというと、もちろん普通の絵ではない。その名も『どっとこ どうぶつえん』。何だかおかしな響きの名前だが、どっとこのどっとは「ドット」絵で動物たちを描くということ。

右の写真は表紙だが、何だかわかるだろうか。こりゃ子どもでもわかる。象だ。じゃあ次のふたつは?

これがわからなかったらそれこそ面白い視点の持ち主なのかもしれないが、たねあかしをすると答えはキリンとマンドリル。約70画素という低解像度のドット絵だが、不思議なことに私たちの記憶と想像力が結びつき、まあいとも簡単にわかってしまうという面白い絵本なのだ。
この本、幼稚園や保育園で読み聞かせをしたら、子どもたちは大興奮だったとか。

本書の発売を記念して4/3(火)より青山ブックセンターで大判のプリントを展示する展覧会、ユトレヒトNOW IDeAでフェアを展開する。正方形を並べただけなのにこんなに多様な表現ができるのかとヒザを打つことうけあい。同時に人間の目のあいまいさにも気付くだろう。

ちなみに著者の中村さん、昨年のTOKYO ART BOOK FAIRでは、カエルをグラフィック化したこんな(https://dezagen.net/?p=954)絵本を出していたり。素敵!
4月は青山にどっとこどっとこしに行こうではないか。

「どっとこ どうぶつえん」
『4月は青山どっとこ祭!!』

●青山ブックセンター本店(展示)
4 月3 日(火)〜 19 日(木)
渋谷区神宮前 5-53-67
コスモス青山ガーデンフロア(B2F)
営業時間 10:00 〜 22:00
https://www.aoyamabc.co.jp/

●青山ユトレヒト(フェア)
特設コーナーを設置!
4 月3 日(火) 〜 8(日)
港区南青山5-3-8 パレスミユキ2F
tel. 03-6427-4041
営業時間 12:00-20:00(月曜日休み)
https://www.nowidea.info/

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