代々木blind galleryにて古賀充展「warehouse」開催中。ダンボールによるダンボールのスケッチたち。

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代々木VILLAGE内に昨年オープンしたギャラリーblind galleryで、3月31日より、アーティスト古賀充の展覧会が開催されている。

古賀充は、流木を恐竜の骨に見立て海岸に大きな発掘現場をつくるという「Driftwood Dinosaur」というシリーズや、海岸で拾ってきた小石を使って小さな小さな一輪挿しをつくったり、自然物や日常にあふれている人工物などマテリアルとして用い、人間と自然との関係を問う作品を多数発表しているアーティストである。作品はどれも、こつこつと地道な作業を積み上げて、壮大でロマンチックな夢を描くものばかり。その果てしなさに、ついうっとりしてしまう。

本展で発表される作品のマテリアルは、「運ばれてきた」ダンボール。その過程でさまざまな人がテープを留め、はがし、再度留め、壊し、組み上げられてきたダンボールには、そうやって人の手を渡ってきた時間が刻まれている。そのダンボールを素材にして、古賀はどんな作品を見せてくれるのだろうか。

会場では本展に合わせて出版された作品集『warehouse』も展示、販売される。5月6日まで。

【展覧会情報】
会期:2012年3月31日(土)〜5月6日(日)
会場:blind gallery
東京都渋谷区代々木1-28-9 代々木VILLAGE内
03-6300-5393
時間:11時〜20時まで
休廊:4月16日

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