「消費者から愛用者へ!」デザイナー秋岡芳夫展12/25まで

「消費者から愛用者へ!」「手の復権」「一人一芸の村」等、モノをデザインするだけではなく地域との関係性を重要視し、地域と人と深くかかわりながらデザイン活動を行った秋岡芳夫(1920-1997)。工業デザイナー、木工家、プロデューサー、道具の収集家など多彩な顔を持つ秋岡氏の活動を振り返る「DOMA秋岡芳夫展―モノへの思想と関係のデザイン」が、目黒区美術館で開催中だ。

展覧会では、初期の装丁・版画、進駐軍の家具デザインなどの未公開資料も含め、工業デザイン、暮らしへの提案、地域のプロジェクトなど足跡を振り返るととも に、さらに広がりのある秋岡流の遊びに至るさまざまな世界を紹介。秋岡芳夫と言えば、学研の「科学」の付録や三菱の鉛筆ユニ、ミノルタのカメラのデザイナーとして知っている人も少なくないだろう。しかし、展覧会を見ると、単にモノのデザインをしていた人ではないことがよくわかる。

「デザイン」という職能はどれだけ広く深いものなのか。デザインという言葉にかかわる人みなさんに見ていただきたい展覧会だ。

【開催概要】
DOMA秋岡芳夫展-モノへの思想と関係のデザイン
会  期:2011年10月29日(土)〜2011年12月25日(日)
会 場:目黒区美術館 東京都目黒区目黒2-4-36
tel.03-3714-1201
時  間:10:00~18:00
入館は17:30まで(電力事情等により変更される場合があります)
休館日:月曜日
観覧料:一般 900(700)円
大高生・65歳以上 700(550)円
小中生 無料
( )内は20名以上の団体料金、障がい者とその付添者1名は半額

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